教えて・教えてコーナー ≪だるまの目入れ編≫

だるまの開眼(かいげん=目入れ)の仕方は?

目入れ式

 お買い求めいただいたダルマには、目の瞳が書き入れてありません。  だるま縁起物として拝み、お願いをするという側面をもっており、仏像と同じく「開眼(かいげん)」し、魂を吹き込む必要があります。  
仏像の開眼も向かい合って右側からです。 暦でよい日(大安・友引・先勝)を選び開眼します。 別名「願掛けだるま」とも言われ祈願だるまですから、お使いになる方が祈願を行い、祈願者が思い思いの願いを込めてダルマに向かって右(ダルマ自身の左目)に墨筆で目を入れ「半開眼」し、願い叶ったらもう片目を入れる(満願)と言う習慣があります。  
 最近では、最初から両目を入れ開眼する方法も有りますが、開眼祈願と成就の儀式(感謝の儀)を行うため、両目を入れずに販売するのが一般的です。しかし、盲めっぽう頑張ると言って、最後まで両目を入れない人もおります。  
 また、ご家庭では一つのだるまに各人それぞれの目標・願い事を祈願しますが、最初の人が白眼の真ん中に自分の願いを書き込み、次々とその上に自分の願いを重ね書き、最後にご主人が瞳を丸く収めれば終了です。  
 そして皆がよく集まる場所か神棚・床の間に飾り、だるまを見るたびに目標・祈願が蘇り、目標確認しながら一家団欒。会社での祈願も同様です。  
 年末になったら、もう片方の眼を入れます。成就した者は感謝の儀、達成できなかった者は反省の儀として修復・回復する気迫で自分に喝を入れ、翌年に再挑戦、再起します。  
 これが、達磨大師の心です。

開眼と目入れサービス致します!

 自分でどうしてもうまく目入れの出来ない人、だるま工房にお出掛け頂ければ、墨で筆書き目入れを無料で代行します。
 また、高崎だるまの本山・少林山達磨寺での開眼をご希望の方は、当店購入者に限り、少林山達磨寺住職による開眼及び開眼札を背中に貼りますので、(有料)申し出下さい。

だるまの奉納対応と代参サービス

  古くなっただるまは、お近くの神社へお礼やお守り同様納めるか、どんどん焼きまたはだるま市・初市でのだるま供養に出すのがいちばん良いでしょう。  お近くに収める場所がない場合は、自宅の庭の隅を塩で清めた場所で、底(ヘッタ)を外し燃やすのも一方法です。  
 どうしても供養できない場合は、当店で新しいだるまをご購入頂いた場合に限り、お役を終えただるまを少林山達磨寺へ奉納する代行サービスをお引き受けしますのでお申し出下さい。
(当店までのダルマの送料と奉納時のお賽銭はお客様のご負担となります)

角印
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